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vol.6 数年に一度の木の収穫を

       覗いてみましょう

このプログラムは終了しました。​​当日の様子はこちらでご覧ください。

今の時代は量産して一気に伐る時代。

 

でも古い木を大切に育てて、その山で15回も間伐して。

大切に育てられた木を伐る。

 

遠い山の風景の中で何が行われているのか・・・

木を伐るということ。

山に人の手を入れるということ。

 

今回は林業に携わる後藤裕輔さんに案内してもらいます。

こちらがうすき林業の社長 後藤裕輔さん。

先日、打合せを兼ねて一緒に山に行ったときのワンショット。

山の中で木のことを話していると、なんだかとっても嬉しそう。

 

延々と続く整備された杉山。

そこで林業に関わっている人々がどう過ごしているのか。

林業に関わったことのない人からしたら、未知の世界ですよね。

今回はその世界に少しだけ入らせていただいて、

今の山の様子や木とともに働くということを教えてもらいます。

山の中で話していると聞いたことない言葉や

初めて知ることが本当にたくさん。

「あれは力枝使ってるんだよね。」

「ん??力枝とは??」

「ああ、枝打ちしたあとに残る枝で下の方に残す一番太い枝のこと。」

特に面白いな~っと思った会話。

 

「あっこはもうすぐ収穫するところだね」

「んん?収穫??」

「造林計画上、木を伐採することを収穫っていうんだよね、harvestingの訳語。

 木を伐って造材する機械もハーベスタっていうし」

木の形も様々

頭がとんがっているものや丸いもの

スマートなものや少しぷっくりしたもの

 

これまでなんで違うのかなんて思わなかったけど

こうして山に入ると色んなものが不思議に見えて

たくさん聞きたくなってしまいます。

「この木美味しいそうな色してる!」

「松の葉すっぱい!」

 

打合せで行ったのですが、ついつい自分たちが楽しんできちゃいました。

山を歩いていると色んな音や色んな香りが身体に入ってきて

普段の暮らしの中で触れ合う環境とはまた違う感じ

歩いているとたまにすごく良い香りがしたり。

 

「手を入れ続けることで維持される森林を、持続的な文化という側面からみる」

林業にかける後藤さんの想いはとても深いですね。

 

「木が大きいからいい木材になるのかというと、そうとは限らない。

でもここのはいいよ、

伐るのが楽しみ。

ここくらいの大きくていい木を伐るっていうのは数年に一回しかないんだよね。

普段はもう少し若い木を伐ってるから。

今回は90年生だから特別だよ。

だからぜひ見てもらいたいな。」

 

山の中で目をキラキラと輝かせて

楽しそうにそう話す、後藤さん。

まずは山に来てもらって

実際に見てもらう

体感してもらう

 

後藤さんの言葉の端々に木、山を大切に思う気持ちが込められていると

山で実際に話をしていると感じます。

山を見て、木のお土産を持って帰ってもらう

完成された木工品ではなく、自分で磨いてもらうやつ

少しでも手を入れると愛着が湧くものです。

「俺も最近磨いてるとめっちゃニコニコしちゃうんだよね」

っと後藤社長。

打合せの時のお話しが楽しくて

ついついいろいろと紹介しちゃいました。

 

当日はもっともっといろんなお話を山で聞いて

実際に木を伐る現場を見て

山の風の中でみんなでお昼ご飯を食べましょう。

■日  時 2016年10月29日(土)9時00分~14時00分

■集合時間 9時00分

■集合場所 うすき林業 会社前(大分県臼杵市野田53−12)

      ※お住いの場所によっては現地が近い可能性があるので、個別にお知らせ

■対  象 どなたでもどうぞ

■定  員 10名

■料  金 1人1,500円(お土産付き)

■持ち物   歩きやすい服装、靴(土など跳ねるかもなので汚れてもよい服装)

       タオル、飲み物、お昼ご飯、※持っていればmyヘルメット

■スケジュール(当日の状況により変更になる可能性があります)

9:00  集合、本匠の山へ車で移動

10:00  車を駐車場に置いて、軽トラや四駆の車で山へ

     途中降りながら、山の説明を聞いて、歩いてみたりする

11:30  頂上到着

12:00  みんなでランチ

13:00    山を出て、帰路へ

14:00  解散

■その他

・長袖のシャツや長めの靴下、長靴など、肌があまり露出しない服装でお越しください。

・当日は集合場所から車で約1時間移動して、山に入ります。

・道中はコンビニなどありませんので、お昼ご飯、飲み物は集合の時にお持ちください。

・雨天中止(前日に判断します)

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